こんにちは!ぼくは厨房の妖精ナッチー。
今回は美味しくご飯を炊く為の浸漬時間についてご紹介します!

なぜ、お米の浸漬が必要なのか?
お米をふっくらと炊くには、水をしっかり吸わせて、全体に熱を伝えることが大切です。
お米の浸漬時間が足りないと、中までやわらかくならず、芯が残ったご飯になってしまいます。
また、十分に水を吸ったお米は、もっちりとした食感になり、お米本来の甘みも感じやすくなります。
お米の浸漬時間が足りないと、中までやわらかくならず、芯が残ったご飯になってしまいます。
また、十分に水を吸ったお米は、もっちりとした食感になり、お米本来の甘みも感じやすくなります。


最適な浸漬時間は?
中西製作所では、お米を美味しく炊き上げるための最適な浸漬時間について調査を行いました。
その結果、お米にとって最適な浸漬時間は60分※であることがわかりました!
今回は、実際にお米がどれくらい水を吸うのか、時間ごとの吸水率を測定・検証しましたので、その結果をご紹介します。
※うるち米の場合
浸漬時間と吸水率の変化
下の図は、お米と水をシリンダーに入れ、時間ごとの吸水率を測定したものです。吸水開始から30分までは吸水率が急激に上がり、60分でほぼ一定の状態に。
その後は、ほとんど変化が見られませんでした。
その結果、お米にとって最適な浸漬時間は60分※であることがわかりました!
今回は、実際にお米がどれくらい水を吸うのか、時間ごとの吸水率を測定・検証しましたので、その結果をご紹介します。
※うるち米の場合
浸漬時間と吸水率の変化
下の図は、お米と水をシリンダーに入れ、時間ごとの吸水率を測定したものです。吸水開始から30分までは吸水率が急激に上がり、60分でほぼ一定の状態に。
その後は、ほとんど変化が見られませんでした。


上記実験の様子は動画でもご覧いただけます。
お米、ご飯の水分率を計測する機器をご紹介!
お米やご飯は、機器を使用することで正確な水分率を計測することが可能です。
中西製作所の大阪テストキッチンでは、これらの計測機器を実際にお試しいただけます!
ぜひお問い合わせください。
中西製作所の大阪テストキッチンでは、これらの計測機器を実際にお試しいただけます!
ぜひお問い合わせください。
機器の名称 | 計測で把握できる内容 |
食味分析計 | 生米の水分率 |
赤外線水分計 | ご飯の水分率 |
テンシプレッサー | ご飯の食感(こし、硬さなど) |


コラム
家庭用炊飯器でも浸漬が行われている!?
実は、家庭用炊飯器でもお米に水をしっかり吸わせる「浸漬」の工程が組み込まれています。
炊飯器には「早炊きモード」「普通炊きモード」「熟成炊きモード」などがありますが、これらは浸漬や蒸らしの時間が大きく関係しています。
早炊きモード:浸漬時間をぐっと短縮することで炊き上がり時間を 短くします。その分、お米の芯が少し残ったり、さっぱりした仕上がりになりやすいのが特徴です。
普通炊きモード:しっかり浸漬時間をとり、標準的なふっくらご飯に炊き上げるモード。普段使いに最適です。
熟成炊きモード:浸漬時間を長めに設定し、お米の芯までじっくり水を染み込ませることで、もっちりとした食感とお米本来の甘みを引き出します。
炊飯器のモードごとの違いには、こうした「浸漬」の工夫が隠されています。

まとめ
中西製作所の大阪テストキッチンでは、実際に連続式炊飯機やお米、ご飯の計測機器をお試しいただけます。
お米や炊飯に関するご相談も随時承っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください!

