NAKANISHI女子会 -女性目線で様々な情報発信します!-

DX戦略について中西社長へインタビューしました!

 こんにちは。中西女子会メンバーの宮地と東です。
 当社は、経済産業省が定めるDX認定制度の「DX認定事業者」として、厨房機器業界では初の認証(2023年7月1日付)を受けました。
 
そこで、これまでのDX促進に向けた当社の取り組みや今後のDX戦略について、中西社長へインタビューを行いましたので、皆さんにご紹介いたします!

1.当社のDX戦略の一番のポイントは何ですか?

中西社長:
一番の狙いは、どこでも仕事ができる環境をつくる事です。
以前の営業社員は外回り後に帰社し、受注伝票や見積、申請書等の作成を社内で行ってから帰宅するという環境でした。
会社に一旦戻らなければならないという時間の無駄を無くしたいという思いから、モバイルパソコンとスマートフォンの導入に至りました。
例えば、営業が外出先で待ち時間があるときは、その時間を利用して社外でも受注伝票の作成等ができれば、会社に戻る事なく直帰を推奨できる環境になりますよね。こうした環境改善施策を含めた業務効率化を当社では進めてきました。
また、取り組みを始めてから間もなく新型コロナウィルスが流行し、世間では在宅ワークや直行直帰が推奨されていました。当社では、すでにモバイルパソコンを導入していたため、直ぐに対応することができました。
これが当社のDX戦略の始まりになります。
当社においては、社員にとって働きやすい環境をつくるという事がDX戦略を進める目的の1つだと思っています。

女子会:
コロナ前からDX戦略が始まり、社員の方々は以前よりもとても効率的に働きやすい環境になったということですね。

2.今後、当社はデジタル技術をどのように活用していくお考えですか?

中西社長:
社員が作ったYouTube動画を対外的に発信し、「中西製作所っておもしろい会社だな」と思ってもらえるようなイメージアップ戦略に取り組んでいます。
今後はSNS(Instagram など)での発信や、社内間の交流でSNSなどを取り入れていく事を考えています。

女子会:
今の若い人達は、情報を収集するためにYouTubeやInstagramなどのSNSを利用するケースが多いです。
SNSを効果的に利用することで厨房業界の認知度も上がり、中西製作所で働きたいと思う人が増えると嬉しいです。
私たち社員も交流が少ない部門とSNSで手軽に情報交換等ができるようになれば、とても嬉しく、楽しみです。

3.今回、デジタル技術の活用法の1つとして「未来の給食センター」の動画を発表しましたが、その狙いは何ですか?

中西社長:
当社はここまで未来のことを考えているという事を世の中にアピールし、当社製品を使用していただいているエンドユーザ―の皆さまに対しても、「中西製作所は学校給食の未来を見据えている企業である」という企業ブランドを向上させるイメージ戦略になっています。
また、こういった動画を発信することで、社員も「やらなければ」という考え方になる事が狙いです。

女子会:
実際に私たちも未来の給食センターの動画を観ました。
今まで映画の中でしか観たことがなかった世界が、近い将来現実になるかもと想像したら、私たちも「やらなければ!やりたい!」と思いました。
食料の栽培、調理、配送、洗浄までの全てをテクノロジー化し、衛生管理が徹底された給食センターは若者や子育て世代の方々にとって、すごく興味を持ってもらえる戦略だと思います。

4.今後DX化が進むと、社員の働き方はどのように変わっていきますか?

中西社長:
コロナウィルスが流行し、子供の保育園や学校が休校になり、出勤できない社員が増えました。
「自宅でもできる仕事はあるが、モバイルパソコンが無いため在宅ワークができない。」といった従業員の声に応え、モバイルパソコンの新規導入やデスクトップパソコンからの切り替えにより在宅ワークを可能としました。
また、当社は、「えるぼし」や「くるみん」認定企業でもあり、子育て支援やワークライフバランスを推進するためにも、在宅ワークをさらに促進できるように今後も取り組んでいきたいと考えています。
今後はさらにDX戦略を推し進め、ペーパーレスの徹底など一層のデジタル化を促進していく方針です。

女子会:
社長自らDXを推し進めている企業は、私たち社員にとって安心して働く事ができますね。
また、ペーパーレス化はSDGsの目標にもある紙の消費量・廃棄物を減らして資源を守る項目にあたります。
働き方改革が社会貢献にも繋がり、今以上に会社に貢献したいと思います。

5.DX関連の設備投資に関して、(ソフト・ハード問わず)計画や方針を教えてください。

中西社長:
大体5年周期でシステム関係の設備投資を計画しており、昨年にはおよそ5年間かけて自社専用に開発を進めてきた新販売管理システムを稼働しました。
次は、生産管理システムを2~3年後に更新する予定です。
その他にも継続的に新しいテレビ会議システムの導入や、クラウドPBXの導入を行っています。また、これまで社用携帯(スマートフォン)は、基本的に営業社員を対象に貸与していましたが、今後は業務効率化や在宅ワークに備えて事務社員にも貸与を拡大していく予定です。

女子会:
約5年周期でかなりの設備投資を実施されていて驚きました。
今後も継続的かつ計画的に進められるということですね。

6.DXを推進するにあたって、社員一人ひとりに求めることは何ですか?

中西社長:
システムに慣れていない人や苦手な人にも使いこなして欲しいと思っています。
社員一人ひとりにITリテラシーを高めて頂き、ITシステムには素晴らしい機能が沢山あるので使いこなして欲しいです。
むしろ、これじゃ足りないと声を挙げてもらえれば私も嬉しいですし、そのための投資も行っていきます。

女子会:
全社員の方がシステムを使いこなすことができれば、今以上にもっと業務効率がアップしますね。
そうなれるよう、社員一人ひとりの方がスキルを磨いていければ良いですね。
本日は、貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございました。

最後に

​​​​​​ 当社では、このように業界に先駆けてデジタル技術の活用と情報革新に取り組んできました。
 厨房機器業界内でのデジタル化推進ナンバーワン企業としての位置づけをより強固なものとするため、経済産業省が定める DX 認定制度の「DX 認定事業者」への登録申請を行い、2023 年7月1日業界初の「DX認定事業者」として認定されています。

 今後とも、当社は社員の業務効率化や働きやすい環境整備の一環として、DX戦略に取り組んでまいります。
左から:宮地(女子会)、中西一真社長、東(女子会)
左から:宮地(女子会)、中西一真社長、東(女子会)