災害の備えは万全ですか?BCP対策の概要とメリット

災害の備えはできていますか?
こんにちは、管理栄養士のこまちです!
9月は防災月間ですが、皆さん災害の備えはできていますか?


最近、私も「BCP(事業継続計画)」という言葉を耳にするようになりました。
企業や自治体では、緊急事態においても業務を継続するための計画が大切だと聞いています。

この記事では、BCPの基本的な考え方と策定のメリットについてご紹介します。
また災害時には食事の提供も大きな課題となりますが、その際に役立つ移動式煮炊き釜も併せて紹介したいと思います。
これらを活用して、私たちの暮らしや仕事を守るための準備を一緒に学んでいきましょう!
BCP(事業継続計画)について
BCP(Business Continuity Planは、企業が災害や事故などの緊急事態に直面した際に、事業を継続し、迅速に復旧するための計画です。
事業の中断を最小限に抑え、取引先や顧客との信頼を維持することができるため、企業価値の維持・向上にも繋がります。

BCP策定意向の調査結果
右のグラフは、BCP策定意向の調査結果です。
策定意向ありと回答した企業は全体の50%でしたが、実際に策定している企業は19.8%と、まだまだ浸透していません。

※調査期間は2024年5月20日~31日、調査対象は全国2万7,104社で、有効回答企業数は1万1,410社(回答率42.1%)。

株式会社帝国データバンク.”帝国データバンク景気動向調査(全国)”2024年8月.https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/pdf/p240608.pdf,(参照2024-08-27)
 
BCP策定のメリット
1.事業の継続性を確保する
2.社員の安全を確保する
3.企業の信頼性を向上させる
BCP対策を行うと、自然災害やシステム障害等の緊急事態が発生した場合でも、取引先や顧客との信頼を維持し、経済的損失を抑えられます。避難訓練などの安全確保の計画を行うことで、緊急時にも冷静な対応が可能となります。BCPを適切に行う企業は、社会的信頼も向上します。
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税制優遇措置が受けられる!?簡易版BCP”ジギョケイ”とは?



中小企業や小規模事業者がBCPを策定する前に取り組みやすい制度として、2019年7月から簡易版BCPとも呼ばれる「事業継続力強化計画(通称:ジギョケイ)」の認定制度が始まりました。ジギョケイはBCPに比べると簡略化されているため、最初のステップとして最適です。事業継続力強化計画を作成して経済産業大臣の認定を受けた中小企業は、税制優遇などの公的支援が受けられます。

具体例
低利融資、信用保証枠の拡大等の金融支援
防災・減災設備に対する税制措置
補助金(ものづくり補助金等)の優先採択 等
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BCP策定は、事業の継続性を確保するだけでなく、
企業の信頼性向上税制優遇などのメリットがあります!
対策事例
① 鳥取県日南町の取組(学校給食)
概要:
鳥取県日野郡3町と県が災害時の小中学校給食の相互支援協定を締結。

特徴的な取組:
鳥取県中部地震(2016年)の被災を教訓に、連携体制を構築。 
鳥取県日野郡連携会議にて実施合意、ワーキンググループによる協議を経て協定を締結。 
災害時には給食の調理・配送を担う企業が支援町から要請町へ従業員を派遣。

訓練内容:
2018年度に図上訓練、2019年度に日野町と江府町で相互支援訓練を実施。 
2019年度の実食訓練では、日野町の給食センターが被災した想定で、江府町の給食センターで調理した給食を提供。


文部科学省.”災害時における学校給食実施体制の構築に関する事例集 ”2021年3月.https://www.mext.go.jp/content/20210331-mxt_kenshoku-000013922_2.pdf,(参照2024-08-27)



自治体同士で連携しながら対策を行っているんですね!
② 株式会社マイヤの取組(小売業)
概要:
岩手県沿岸南部を中心に展開するスーパーマーケットチェーンが、東日本大震災を教訓に事業継続体制を強化。

特徴的な取組:
震災前から防災マニュアルの整備と社員教育を実施。 
震災直後、通信手段喪失により発注が困難となり、車で通信可能な場所に移動して対応。 
衛星電話やポータブル発電機の訓練を継続し、デジタルデータの二重化を推進。

訓練内容と効果:
毎月1日に災害対応緊急メールのテスト配信、各店舗で年2回以上の防災訓練を実施。 
地域のライフラインとして、業務継続力向上で地域住民の安全・安心の確保につなげる。


内閣官房.”被災復興の経験を活かしたスーパーマーケットの BCPの策定“.2018年.https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kokudo_kyoujinka/h30_minkan/pdf/455.pdf,(参照2024-08-27)
 
中西製作所からの災害対策提案
 
万が一の備えとして!訓練やイベントにも
移 動 式 煮 炊 釜


 
災害対策の具体案
1.緊急時の食糧供給
災害発生時に、避難所や被災地で大量の炊き出しが可能です。
(参考汁物525食/回)
2.迅速な設置と稼働
ノーパンクタイヤなので、悪路や長期保管でも移動可能。また設置後すぐに使用できるため、初動対応に最適です。
3.柔軟な調理対応
煮炊きから炒め物まで多様な調理に対応可能。またプロパンガスがないときは、薪や炭を使用して炊き出しを行うことができます。
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まとめ
いかがでしたか?
BCP対策を行うことは緊急時の備えはもちろん、企業価値の向上や税制の優遇措置など様々なメリットもあります!
災害時に活躍できる機器もありますのでぜひ検討してみてください。


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