
これからの季節に流行するノロウイルス感染症。学校給食施設でも毎年発生し、その多くが調理従事者由来です。
自施設でノロウイルスによる食中毒を発生させないために気を付けるべき行動をいま一度振り返ってみましょう。


ノロウイルスとは?
ノロウイルス感染症は年間を通じて発生していますが、11月頃から流行が始まり12~2月に最も感染者が多くなります。
ノロウイルスの大きさはインフルエンザウイルス(100nm)よりも小さく30nm程。乾燥や熱に強く、少量(10~100個)で感染・発症します。
エンベロープ(脂質性の膜) を持たないノンエンベロープウイルスのためアルコール消毒は効き づらく、有効な消毒剤は次亜塩素酸ナトリウム等とされています。
ノロウイルスの大きさはインフルエンザウイルス(100nm)よりも小さく30nm程。乾燥や熱に強く、少量(10~100個)で感染・発症します。
エンベロープ(脂質性の膜)


ノロウイルスを防ぐために
ノロウイルスによる食中毒の原因の多くは調理従事者由来です。
まず、毎日の健康チェックを徹底し疑われる症状のある人は“ 出勤させない”こと、そして食事前、トイレの後、 調理前後の徹底した”手洗い”も非常に有効です。
また不顕性感染者(感染しているが無症状の人)の割合は0.2% (通年)~6.6%(流行期)※1という研究結果もあるため、 自分が感染しているという意識をもって調理に従事しましょう。
特にトイレではノロウイルスや腸管出血性大腸菌O157をはじめ とする病原微生物が存在しており、 これらの病原微生物をトイレから持ち出さないために、 毎日の清掃は大切です。
まず、毎日の健康チェックを徹底し疑われる症状のある人は“
また不顕性感染者(感染しているが無症状の人)の割合は0.2%
特にトイレではノロウイルスや腸管出血性大腸菌O157をはじめ

▶次亜塩素酸ナトリウム200ppm溶液で手洗い設備、便座、 蓋、便器、サンダル、床を拭き上げます。
(調理場における洗浄・消毒マニュアルPart2より)
※1食品健康栄養評価のためのリスクプロファイル/ 食品安全委員会
(調理場における洗浄・消毒マニュアルPart2より)
※1食品健康栄養評価のためのリスクプロファイル/

ノロウイルス感染症対策に関する家庭配布用のチラシが内閣府食品安全委員会から発行されています。下の添付資料をご覧いただき、予防のポイントを抑え、感染症から身を守りましょう!
ノロウイルスから身を守ろう!_1
ノロウイルスから身を守ろう!_2
また、今後取り扱ってほしいテーマについても随時募集中です。こちらからお気軽にお問い合わせください。
ノロウイルスから身を守ろう!_1
ノロウイルスから身を守ろう!_2
また、今後取り扱ってほしいテーマについても随時募集中です。こちらからお気軽にお問い合わせください。