サビの汚れを落とすには…?

学校給食に関するお役立ち情報をお届けします!

 お世話になっております。

 中西製作所 営業企画部 の ”こまち”です!

 本ページでは、学校給食関係のお客様を中心としたお役立ち情報をお届けします。

第1回目は、もうすぐ学校が夏休み期間に入るということで大掃除に役立つ豆知識をご紹介します!

なぜステンレスが錆びるの?

 ステンレスの表面には「酸化被膜」という薄い膜があり、それ以上の酸化(錆)を防いでいます。
しかし、水分や食品残渣、他の金属やほこり等が付着すると化学反応によりステンレスに含まれる鉄が酸化鉄になり、赤っぽい見た目に変化してしまいます。

錆びにも段階があり、初期の錆と赤錆があります。

初期の錆はシミのような見た目で、ステンレス表面に発生しています。

赤錆は初期の錆を放置することによってステンレスの内部まで錆が進行したものです。

 ステンレスは鉄と比べて錆びにくいですが、適切な手入れをしないと錆びが発生し異物混入や機器の故障・破損にもつながりかねません。

 一度錆ができてしまった箇所は酸化被膜が正常に形成されず錆びやすくなるので、「錆びさせない」ことが一番重要です。

錆びさせないためには?

錆の要因は鉄や水分と思われがちですが、食品や洗剤残渣、ほこり等もきっかけになります。

これらをステンレス表面に滞留させないよう注意し、表面を乾燥させましょう。

休み明けに「赤水」が発生してしまった場合、赤水が付着していると「もらい錆」になってしまうため、赤水がシンクや洗浄機のタンクに残らないよう流しきりましょう。

それでも錆びてしまったら?

初期の錆であれば、用意するものは重曹と中性洗剤(食器用洗剤)とラップのみ!
 重曹と中性洗剤を1:1の割合で混ぜ合わせ、大きめに丸めたラップに付けて錆びている箇所をこすります。刃物の場合は手を切らないよう気を付けましょう。
 あとは、水で洗剤をよく洗い流して水気を拭き取り乾燥させます。 

 赤錆になってしまっているところは専用の薬剤が必要です。専用薬剤でも落ちない場合、サンドペーパーやステンレスブラシなどで錆を削る必要があります。

 今回は清潔な調理場を保ち、機械や備品を長く使うための豆知識をご紹介しました。
ご家庭でも使えますので、給食だよりで保護者の方へ紹介してみてはいかがでしょうか。


また、今後取り扱ってほしいテーマについても募集中です。下記の"お問い合わせボタン"より、お気軽にご要望ください。

お問い合わせボタン