ナカニシのDX戦略への取り組み
社長メッセージ
厨房業界で先駆けた
デジタル技術の活用と情報革新に取り組みます。
代表取締役社長 中西 一真

当社では厨房業界でいち早く社員にパソコンとスマートフォンの配布を完了し、基幹システムの革新も実現しました。
これにより、社員が外出先や自宅等どこでも働けるようになり、新型コロナウイルス流行禍でもすぐに在宅ワークに対応できました。
社員の働きやすさはもちろん、業務効率の向上にもDX戦略は欠かせません。
当社はおよそ5年周期でシステム関係の設備投資を計画し、2022年には約5年間かけて自社専用の新発売システムを稼働しました。次は生産管理システムを更新する予定です。
このような取り組みが評価され、2023年7月に経済産業省が定める DX認定制度の「DX認定事業者」に認定されました。
今後とも、当社は社員の業務効率化や働きやすい環境整備の一環として、DX戦略に取り組んでまいります。
ナカニシDX戦略 6つのテーマ
1.デジタル技術による生産性の向上
当社の業務システムのコンセプトは、「情報発生源入力」「複数回入力の撲滅」「ペーパーレス化」「ワークフロー化」であり、特殊性の多い厨房業界の受発注作業における人手とミスを極小化しております。
具体的には資料の電子化によるペーパーレス化や、RPA(RoboticProcessAutomation)を活用した業務自動化等に取り組んでいます。
2.デジタル技術を用いたリアルタイム経営の推進
GoogleWorkspace上に経営ダッシュボードを構築し、経営陣がリアルタイムで全社の経営状況を把握できる仕組みを構築しています。
今後はさらなる高度化を図り、生産部門の数値情報の提供や、AIやシミュレーション機能を用いた数字予測の精度アップを行い、より迅速かつ的確な経営判断を行える環境を整えます。
Googleスプレッドシートを使った会議の運営イメージ
3.デジタル技術を用いた多様な働き方のサポート
業界内でいち早く社員の携帯電話とパソコンの1人1台化を進め、リモートでの執務環境を整えてまいりました。
今後も育児や介護等の家庭の事情や、突発的な災害による負荷のしわ寄せを気にすることなく、各自の状況にあわせて適宜希望する勤務形態を提供いたします。

4.デジタル技術による新しいマーケティング
本ホームページのリニューアルを行い、コンテンツを充実させ、広報・PR・IR活動を充実させて来ましたが、近年では特に動画を活用した会社・製品説明を充実させています。VR技術を用いた給食センター内のレイアウト体験や、ITを駆使した製品展示も取り入れています。

▲ホログラムによる製品展示

▲AR技術(全自動炊飯システムの閲覧イメージ)
5.製品・サービス自体のデジタル化の推進
メーカーとしてデジタル技術を用いた製品強化にも取り組んでいます。
既に当社のお客様にあたる外食チェーン向けには店舗カルテシステムを構築し、店舗内の厨房機器の状態や過去のメンテナンス履歴等をいつでもどこでも把握できるデータベースを構築いたしました。今後は自社取り扱いの全製品に関するデータベースシステムを製品・拡充していく計画です。
6.デジタル技術を用いた社員のスキルアップやデジタルリテラシーの底上げ
部門や個人の担当業務にあわせて自由にカリキュラムを選択できるカフェテリア方式のeラーニングシステムを導入しました。
特に技術担当者については、各自の保有するスキルの棚卸と標準化を進めたスキルマップを作成しました。デジタル技術を用いてオンラインで管理されるスキルマップでは、上司が年次ごとの達成レベルをアドバイスするだけでなく、社員自らが不足しているスキルを確認してeラーニング等で強化を行えるので、社員の育成計画の幅が広がり育成に要する期間が短縮されると期待しています。