社長メッセージ

安全で衛生的なシステムや機器を提供し
豊かな食生活を創造します

代表取締役社長 中西 一真

戦後の復興期、わが国が厳しい食糧事情にあるなか、「将来の担い手である子どもたちに栄養価の高い給食を食べさせてあげたい。」と、当社の創業者は終戦の翌年、ミルク給食用のアルミ食器などの調理器具を販売するささやかな事業を始めました。

1955年には、「食器の衛生管理はこれで全てが解決」のキャッチコピーと共に食器熱風消毒乾燥機を発売しました。現在、この製品が日本全国の学校給食センター等で使用されている消毒保管機のモデルとなっています。
その後も、全自動洗浄システムや全自動炊飯システムなどの厨房機器を開発し、戦後の学校給食を陰で支えてきました。

日本経済の成長とともに、「栄養」から「おいしい」「安全」「衛生」へと様々なことに注意が払われる「食」に対する時代の変化に対応しながら業容を発展させ、「学校給食」から「病院・福祉給食」「弁当・惣菜」「学生食堂・社員食堂」「外食産業」へと販売マーケットも拡大してまいりました。

これからも、「食」に対する社会のニーズは、ますます発展・成長して行くと思われます。「学校給食」では全国に配置されている多数の老朽化した学校給食センターの更新、「病院・福祉給食」では高齢化社会の進行に伴う老人福祉施設の増加やセントラルキッチン化による合理化、「学生食堂・社員食堂」では学びや働きやすい職場環境の充実に伴う食堂の新設および改修、「外食産業」では日本マクドナルド様との銀座第1号店からの取引を核として、様々な業態が誕生する大手外食チェーン店への展開、さらに、食生活の多様化を背景に惣菜やレトルト食品、コンビニ弁当などで飛躍的な成長を遂げる「弁当・惣菜」など、魅力ある将来性豊かなマーケットを持つ業務用厨房機器事業に、引き続き積極的に取り組んでまいります。

全国に展開した販売網を基盤として、時代の流れやマーケットニーズを的確につかんだ製品やトータルシステムの開発を進め、これからも人々の社会生活の多様化に対応した「食文化のコーディネーター」として、食生活に新たな価値を創造していきます。