人的資本への取り組みについて
人的資本(Human Capital)とは
人的資本(Human Capital)とは従業員のスキル、知識、ノウハウ、資質などに焦点を当てた概念です。これらは建物や設備などの有形資産と同様に、企業に利益をもたらす重要な無形資産であり、企業にとって投資する価値があるものと考えられています。
ナカニシは、従業員への人的資本投資
および多様な働き方ができる制度の整った経営を
積極的に行ってまいります。

ナカニシの取り組みについて
多様性の尊重と柔軟な働き方の提供
社員の主体的意思を尊重しキャリア形成できる適切な環境を整備・提供します。能動的なキャリア形成を促すとともに、社員の自主性を損なう要因をなくしてまいります。これにより、今まで以上に価値の創造・増産を目指します。
また、性別や年齢、国籍といった外面的な多様性という視点に加え、知識・経験といった内面的な意味合いでの多様な人材が、最適な環境で活躍する人材ポートフォリオを構築してまいります。
ウェルビーイングの促進
企業の成長のために従業員の心身の健康は必要不可欠です。健康経営への取り組みとして健康報奨金を支給する「NAKANISHIヘルスケアチャレンジ」「人間ドック費用補助制度」を導入しました。製造業として何より重要な安全衛生に力を入れ、衛生委員会の実施、労災対策に取り組んでおります。 また、従業員間のコミュニケーションの活性化と健康増進を目指したクラブ活動支援も行っております。
人材育成・能力開発
各職種・レイヤーごとに必要な研修の実行はもとより、多様な人材が互いに学び合い教え合うことで、価値を高め合う集団的リスキリングの風土を醸成してまいります。
人材確保・適正配置
変化の激しい外部環境に対応しつつ当社の目指すイノベーションを起こすためには、多様性の尊重や教育の充実だけでは不十分と考え、社内における人材流動性を高める取り組みも始めております。具体的には「社内公募」「社内留学」制度の導入により、人材流動性を高め、適正配置に努めています。 従来の中途採用等のキャリア採用についても、特殊な経験・資格が必要なポジションを対象に、積極的に業界経験者の即戦力人材やリファラル採用等による拡充を継続しつつ、新卒採用を拡大させていく予定です。
適正な評価・報酬の提供
主体的に貢献価値創造に努め、企業価値向上に貢献した社員については、適正な評価・報酬の提供を行い、成長のスパイラルを加速させます。
エンゲージメント・働きがいの向上
従業員のエンゲージメント・働きがいを向上・担保します。また、社内コミュニケーションの一環として、社内懇親会費の支援、クラブ活動の推進、社内SNSの導入に取り組みました。
参考情報
社員教育指標 | 目標 | 実績 (2024年度) |
実績 (2023年度) |
|
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社員教育 | 教育研修費総額(千円) | 50,000 | 26,150 | 21,756 |
年間研修コース実施数(回) | 20 | 17 | 13 | |
年間研修受講者数(延べ人数) | 2,300 | 2,213 | 2,241 | |
研修参加率(参加者/申込者)(%) | 100 | 100 | 100 | |
主要資格保有人数 | 一級建築士 | 4 | 3 | 2 |
管工事施工管理技士技術検定1級(人) | 80 | 71 | 64 | |
管工事施工管理技士技術検定2級(人) | 130 | 118 | 112 | |
日本厨房工業会認定厨房設備士(人) | 270 | 253 | 250 | |
厨房設備施工技能士(人) | 310 | 299 | 281 | |
厨房設計エキスパート※ | 8 | 3 | 3 | |
食の6次産業化プロジューサー | 15 | 11 | 9 | |
年間新規取得資格総数(延べ人数)(人) | 200 | 173 | 132 | |
受験料補助総額(千円) | 20,000 | 18,129 | 10,625 |
※当社の社内認定資格制度で定められた資格です。
社員の指標 | 実績 (2024年度) |
実績 (2023年度) |
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社員数_合計*パート・嘱託社員含む(人) | 675 | 645 |
うち男性(人) | 527 | 503 |
うち女性(人) | 148 | 142 |
役員に占める女性の割合(%) | 28.6 | 9.1 |
女性管理職比率(%) | 2.8 | 2.7 |
育児休業取得率(%) | 77.8 | 52.3 |
育児休業後復帰率(%) | 100 | 100 |
新卒採用者数(人) | 18 | 11 |
中途採用者数(人) | 42 | 31 |